フローリングをきれいにしたいときにはワックスがけによるメンテナンスを徹底するのが大切だとよく言われています。
ただ、もうフローリングが傷んでいるようなときには
張替えリフォームをした方が良いのではないかと悩むこともあるでしょう。
掃除をしただけでは十分にきれいにならなくなってしまったフローリングの対処方法として、
ワックスがけと張替えはどちらが適切なのでしょうか。
ワックスがけで対処する方法
ワックスがけはフローリングをきれいにする効果もありますが、
基本的にはメンテナンスの目的で定期的に実施するものです。
ワックスがけをしたらいつも掃除をした後よりもきれいになったという印象を受けている人も多いでしょう。
ワックスはフローリングにつやをもたらすので、見た目が明るくなって美しくなったと感じられます。
また、一般的にワックスがけの前には徹底的な掃除をするので普段よりもきれいになるのも事実です。
基本的にワックスがけはフローリングの汚れや傷みを防ぐために実施します。
ワックスの膜を表面に作ることで傷や汚れが床材に直接至らずに済むのが特徴です。
水濡れに弱い床材の場合にはワックスで湿気を遮断することにより床材の寿命を長くすることができます。
傷や汚れをワックスで隠せないわけではありませんが、
大きな傷はワックスをかけ直しても元通りになることはないので注意しましょう。
このようにワックスがけは気軽にできる日常的なフローリングのメンテナンスとして行っていくのが大切です。
傷や汚れを防止していつまでも美しいフローリングにするために効果的な対処方法です。
ちょっと気になったけれど掃除しただけでは落ちない汚れがあるときや、
ワックス層にできてしまった傷が気になるときなどにはワックスがけが効果的でしょう。
もし軽微とは言えないような汚れや傷がある場合には張替えを検討するのが無難です。
張替えで対処する方法
フローリングの張替えは現在使っている床材を剥がしてしまい、新しい床材を使ってフローリングにする方法です。
フローリングが新品になるので一新されてきれいになります。
汚れや傷などがひどくなっていて、ワックスがけでは到底対応できないような場合でも問題ありません。
フローリングの張替えのときには今までと違う種類の床材も、同じ種類の床材で色合いが違うものも選べます。
フローリングをきれいにしたいだけでなく、部屋の雰囲気を変えたいときにも適している方法です。
ただ、フローリングの張替えはワックスがけと違って自分で行うのは困難です。
工務店やリフォーム会社などに相談して張替えをしてもらうことになります。
フローリングの上に家具や家電などが乗っている場合には全部一時的にどかさなければならないので、
家全体でフローリングの全面張替えをするようなときは置き場所の確保が必要です。
やや大変な作業にはなりますが、張替えが終わった後は見違えたように美しくなるので満足度が高いのは確かでしょう。
このようにフローリングの張替えは
傷や汚れなどを掃除やワックスがけではきれいにできないときの対処方法として優れています。
劣化してしまったフローリングは張替えをしないときしんできたり、ゆがんだりしてしまう恐れもあります。
早めに工務店に相談してリフォームした方が安心で快適な住まいになるでしょう。
まとめ
フローリングをきれいにしたいときには傷や汚れの状態をよく見てみましょう。
些細な傷や汚れへの対処ならワックスがけをすればきっときれいになります。
状況があまり良くないときには張替えをすれば新品になるので美しくなるでしょう。
手間や費用、床材の変更についても加味して、最善の方法を選ぶのが大切です。